稀代の女優 白石加代子がパルテノン多摩に再来!
類い稀な朗読劇をお観逃しなく!!
アンコール公演第四弾の今回は、宮部みゆきの恐怖とユーモアが絶妙な怪談「小袖の手」と、朱川湊人の一冊の本に挟まれた栞がとりもつ不思議で切ない恋物語「栞の恋」をお届けします。朗読の名手・白石加代子の公演をご存じの方も、初めて観劇される方にも、白石加代子の名演をご堪能いただけます!
原作: 宮部みゆき「小袖の手」 朱川湊人「栞の恋(かたみ歌より)」
◉白石加代子初日コメント
今回のアンコール公演でもたくさんのかたにお会いでき、とても嬉しいです。宮部みゆき作「小袖の手」は江戸時代のお話、朱川湊人作「栞の恋」は昭和のお話で、時代背景は異なりますが、それぞれに登場する「小袖」と「栞」が時空を超えて不思議な世界をつくりだします。どちらも女性を中心に繰り広げられていく物語ですが、「おんな」が大変魅力的に描かれており、演じていてとても瑞々しい気持ちになりました。私は「女」が大好きなのです。演出の鴨下信一さんが、「口の中に広がる何とも言えない美味な味。笑いも涙も、苦味も洒落っ気も、いろんな味わいがすべて揃っている。「百物語」はグルメな作品」とおっしゃっていましたが、今回演じさせていただきます2作品も「怖い」だけではなく、たくさんの「なにか」が散りばめられおり、味わい深いものになっています。皆様おひとりおひとりそれぞれの「なにか」を感じていただけることと思いますので、私と同じように「怖いお話は苦手」というかたにも是非観ていただきたいです。